萬寿寺はくらんについて


郷土の記憶が響き合う
日本料理と異文化
当店が目指すのは、
日本料理の繊細さに
五島列島の素朴な家庭料理や
長崎の郷土料理
「卓袱(しっぽく)料理」の
精神を重ねた味。
鎖国時代の長崎で生まれた卓袱料理は、
中華やオランダ料理と
和食が交わる異文化融合の味。
その自由で寛容な発想に学び、
五島で親しまれる田舎料理を
日本料理の技で丁寧に磨き上げています。
土地の記憶と季節の恵みを込め、
心と体にやさしく染み入る味わいを
お届けします。



旬
を味わう、物語のある一皿
私たちは、四季の移ろいが織りなす日本の美しさと、五島列島の豊かな風土を、料理を通して表現したいと考えています。そのために、最高の食材を厳選し、出汁や調理法を工夫し、素材の持つ個性を最大限に引き出すことを大切にしています。味覚はもとより、香りや彩り、食感に至るまで、五感で味わう喜びを追求し、一皿一皿に心を込めて、お客様の記憶に残る体験をお届けいたします。


厳選された
食材
への探求心
私たちは、四季の移ろいが織りなす日本の美しさと、五島列島の豊かな風土を、料理を通して表現したいと考えています。そのために、最高の食材を厳選し、出汁や調理法を工夫し、素材の持つ個性を最大限に引き出すことを大切にしています。味覚はもとより、香りや彩り、食感に至るまで、五感で味わう喜びを追求し、一皿一皿に心を込めて、お客様の記憶に残る体験をお届けいたします。
心通わす、
楽しい食
の
ひととき

当店では、お客様に肩肘張らず、心から食事と会話を楽しんでいただきたいと願っています。人との温かい繋がりを感じていただくことも、食体験の醍醐味だと考えているからです。料理の背景にあるストーリーや食材の魅力について語り合うのはもちろん、日々の出来事や世間話など、従業員もお客様との語らいに参加します。心地よい会話が織りなす、楽しい時間をお過ごしください。

上質を、
肩ひじ張らずに
特別な高級食材に頼ることなく、選び抜いた旬の素材が持つ魅力を丁寧に引き出す。それが当店の料理の真髄です。過剰な演出を省き、素材と真摯に向き合うことで、心に残る一皿をご提供しています。月に一度、あるいはふと思い立ったときに足を運んでいただけるよう、価格は控えめに。上質でありながらも通いやすい、そんな一軒を目指しています。

京町家をリノベーションした優しい空間

玄関を開けると、奥へと伸びるアプローチが迎えてくれます。
突き当たりには天井を設けず、梁の造形をあらわにすることで、店内への期待を高めます。バックカウンターを設けることで調理の様子をあえて見せず、お客様が落ち着いて食と向き合えるよう工夫されています。また座敷を活かした個室があります。庭を望む静かな空間の中央にテーブルを配し、くつろいだ雰囲気の中でお食事をお楽しみいただけます。


季節
を映す、
静寂の庭
を眺めながら

個室の窓は、上部に障子、下部には透明なガラスを配し、やわらかな光を取り込みながら外の庭を望める設え。窓の外には、四季を感じられる草花と、ほどよく配された石が調和する庭が広がります。丁寧に手入れされたその風景は、食事のひとときをやさしく彩ります。静けさの中にある、自然の息吹と美しさをお楽しみください。
ご挨拶

地下鉄五条駅からほど近い静かな路地に、
京町家を改装した小さな和食店を構えています。
九州各地や地元五島列島の豊かな食材を中心に、郷土料理、田舎料理と京都や東京で培った技を融合させ、月ごとに趣向を凝らしたお料理を提供しています。肩ひじ張らず、気軽に立ち寄れる雰囲気を大切にしていますので、ご自身へのご褒美や大切な記念日など、様々なシーンでご利用ください。
一皿を味わうごとに、五島の豊かな海や、
島に吹く優しい風を思い浮かべていただけましたら幸いです。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。

経歴
吉田大輔(よしだだいすけ)
1986年、長崎県・五島列島生まれ。
高校卒業後、福岡の寿司割烹にて約8年間の修業を積み、料理人としての基礎を築く。
その後、京都や東京・銀座など、各地の名店で研鑽を重ね、京都の名店「京天神野口」へ。
2019年11月には同店の2号店「のぐち継」の店長兼料理長に就任。翌2020年以降、同店は「ミシュランガイド」で毎年一つ星を獲得し、高い評価を受ける。
そして2024年12月、「萬寿寺はくらん」を開店。生まれ育った五島列島の風土と、京都・東京で培った技を融合させた、日本料理の新たな表現を追求している。